産後の身体的ケアに必要なこと①
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産後は「白線」のケアが必須です
妊娠により身体の中で著しく変化する部分は腹部と骨盤です。
今回は腹部についてお話ししていきます。
妊娠して胎児が成長するにつれ子宮は増大します。その大きさは妊娠前と比べ大きさは約5倍、容量においては約500〜1000倍になると言われています。
その子宮をおさめているのが腹腔です。
まず、なぜ子宮が大きくなるとおなかも膨らんでいくのでしょうか?
筋肉や皮膚が伸びるから?
それも間違いではありません。
正確には、おなかの真ん中の奥に走る「白線」が広がるからです。
白線は線維状で伸びやすい組織なので、子宮が大きくなってくるとたやすく広がり、おなかの真ん中が突き出してくるのです。
その白線には腹筋群が停止していて、左右対にある腹横筋、内・外腹斜筋、腹直筋は全て白線で繋がりあっています。
白線が広がれば、それら腹筋群はともに中心から離れ、傍に流れていってしまいます(「腹直筋離開」と表現されることもあります)。
そして出産後、おなかから赤ちゃんはいなくなり、それまでパンパンに張りつめたように広がった白線は、一気に伸びきったゴムのようにゆるゆるになります。
特にいちばん深層にある天然のコルセットとも呼ばれる腹横筋が作用しにくくなり、おなかを凹ませられないので、産後もおなかが膨らんでいるように、むくんでいるように感じるのです。
白線のゆるみは放っておいても回復すると言われていますが、その期間は約2年。その間、腹筋群がうまく使えないとなると、体型も姿勢も大きく崩れ、症状も改善しにくいままです。また、白線がゆるんだままむやみに筋トレをしてもその努力は報われにくいのです。
そこで、東京ボディセラピストサロン雑司が谷施術所の産後全身矯正では、結合組織マッサージの技術を用いて、腹部の深部にある白線にアプローチし、腹筋群の早期回復を促します。
さらに腹部体液循環を促し、腹圧を下げやすく、腹部に力を入れやすくさせていくので、産後の不安定な体幹が改善するのです。
※こちらの内容は開業当初「note」に投稿したものを修正、加筆しました。
東京ボディセラピストサロン雑司が谷施術所では、保育士による託児サービスがあるのでお子様連れでご来院いただけます。
産後全身矯正コースは、経膣分娩は産後約1ヶ月〜、帝王切開は産後約2ヶ月〜対応しております。