産後の身体的ケアで当院ができることを改めて
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以前も投稿しておりますが、巷にあふれる「産後矯正」の中で当院が長いこと培ってきた産後の身体の回復についてお手伝いできることを改めて記してみました。産後と呼ばれるのは実は出産後全ての期間なので今後の身体的な生活の質を向上していくための力になれればと考えております。
妊娠・出産は女性の身体にとって大きな変化です。
赤ちゃんを育てるために、お腹の筋肉や骨盤、関節、靭帯は数か月かけて少しずつ変化し、出産時には身体全体が大きく開いた状態になります。
出産後は自然に回復していきますが、育児による抱っこや授乳、睡眠不足などの影響もあり、本来の状態まで十分に戻りきらないことも少なくありません。
当施術では、経膣分娩の場合は産後1か月頃から、帝王切開の場合は産後2か月頃からを目安に、身体の回復をサポートしていきます。
産後に整えていきたい身体のポイント
① 緩んだ腹部組織(白線)と腹筋群の回復
妊娠中、お腹が大きくなることで左右の腹筋をつなぐ「白線」が引き伸ばされます。
この状態が強くなると腹直筋離開と呼ばれ、ぽっこりお腹や腰痛、姿勢の崩れにつながることがあります。
産後は腹筋群が本来の働きを取り戻せるよう、身体に負担をかけずに回復を促していきます。
② 緩んだ仙腸関節を整える
出産時には骨盤を広げるため、仙腸関節を支える靭帯も緩みます。
産後にこの部分が不安定なままだと、腰痛や股関節の不調、疲れやすさの原因になることがあります。
骨盤周囲の筋肉が適切に働く状態を作り、安定した骨盤へ導いていきます。
③ 広がった坐骨と股関節を整える
出産時には骨盤の出口を広げるため、坐骨や股関節周囲にも大きな負荷がかかります。
産後に骨盤周囲のバランスが崩れたままだと、下半身太りや歩きづらさ、尿もれなどにつながることがあります。
身体全体の連動を整えながら、自然で安定した骨盤の状態を目指します。
④ 広がった胸郭下部を閉じる
妊娠中は大きくなる子宮に押し上げられ、肋骨の下部が横へ広がります。
この状態が残ると、くびれが戻りにくいだけでなく、呼吸が浅くなったり体幹がうまく使えなくなったりすることがあります。
呼吸機能と姿勢を整えながら、胸郭本来の動きを取り戻していきます。
⑤ 足裏のアーチを甦らせる
妊娠中は体重増加やホルモンの影響により、足裏のアーチが低下しやすくなります。
その結果、むくみや疲労感、膝痛、腰痛につながることもあります。
身体を支える土台である足部から整えることで、全身のバランス改善を目指します。
⑥ 下がった重心を元の位置へ戻す
妊娠中はお腹を支えるために身体の重心が前方・下方へ移動します。
産後もその癖が残ると、反り腰や猫背、肩こり、疲れやすさの原因になります。
立つ・歩く・抱っこするという日常動作の中で無理なく身体を使えるよう、本来の重心位置へ導いていきます。
通院の目安
身体の状態にもよりますが、週1回のペースで5〜10回程度施術を受けていただくことで、身体が正しい状態を覚えやすくなり、その後も良い状態を維持しやすくなります。
もちろん産後の回復には個人差があります。
大切なのは「出産前の身体に戻ること」ではなく、「これからの育児を支えられる身体をつくること」です。
産後の身体は、これから何年も続く育児や家事、仕事を支える土台です。
元気に、そして美しく年齢を重ねていくためにも、産後の身体を丁寧に整えることは、お母さん自身への大切な投資だと私たちは考えています。







